先日、主人と二人で外食をしていたら、主人が「ナポリタン●◆▲注文して」と言ったので、タブレットで「ナポリンタン」を注文したところ、間違って注文していました。正解は「ナポリタンの卵包み野菜サラダ」が食べたかったらしいのです。全然違うものを注文してしまった猿桃です。(^^;
敗因は、後ろの席の若者達が本当に楽しそうにお話ししていて、主人の声よりも勝っていました。「ナポリタンの卵包み野菜サラダ」←これをどこまで主人が話してくれたかわかりませんが、「ナポリタンのサラダ注文して」とかいう言葉なら、「ナポリタン●▲◆@注文して」で聞き取れてないんです、、、
今日は、中等度難聴者が地味に日常生活で困っていることをシェアできればと思います。
中等度難聴者が日常で困っていること
中等度難聴者は日々、聞き取れない中、もがき苦しんでいます。そこに、さらに追い打ちをかけたのが「流行り病」です。この為に「マスク」と「つい立」が当たり前になり、更に聞き取りが難しくなりました。
1.スーパーの支払い
金額の表示がないと、口から発する音だけでは合計金額がいくらか分かりません。なので、金額をお客さんに見えるように表示して欲しいです。また、箸の要不要の確認等、レジ係りの方は聞えるように話して頂きたいのですが、聞き返しても声が小さい方が多く困っています。
2.テレビ
基本、字幕がないと分からないです。中には字幕なしのドラマや番組もあるので、全ての放送に字幕が欲しいところです。
3.待合室で名前が呼ばれるのを待つ時
中には、受付番号を渡されて、電光掲示板に受付番号の数字が表示され、診察呼び込みがある場合があります。これだと非常に安心なのです。しかし、名前を呼んで診察呼び込みをする場合は、ずっと自分が次かなとか、聞き取れるかなという不安で苦痛です。
4.外食時のオーダーメニューの復唱
復唱されても聞き取りが難しいです。なので、メニューを伝える時に指をさして、「これが欲しいです」とジェスチャーをして伝えています。そして、万が一、復唱が間違っていたとしても、それは仕方ないと受け入れる覚悟で注文はしています。でも、極力間違いをなくすために、復唱してもらった時に、再度「これ」と指をさすようにしています。
5.車での会話
後部座席は、絶対に会話が成り立ちません。なので、前の席の二人の会話を聞くのを諦めています。でも、急に「どう思う」ってふられた時は、仕方がないので、身体を前の座席に乗り出して耳を近づけて再度話してもらうようにしています。
では、前の席だと、大丈夫かと言われると違うんです。お互いに顔が前を向いているので、これも聞き取りにくいのです。向いあってないので、聞き取りにくいと思ってもらった方が良いです。
6.電話
働きに出ている時ほどは、現在は電話をとる機会もなくなった為、苦しみが軽減しました。しかし、電話をかけてきてくださった方のお名前を聞き取るのが苦手で、何度か復唱させてもらってます。
「かとうさん」だったら「かきくけこ」の「か」の「かとうさん」ですね?等です。「かとうさん」なのか「さとうさん」なのかが聞き分けが難しいです。
7.遠距離からの話しかけ
これまで、後ろから呼ばれて反応がないからといって、持っていた車のキーを私の身体めがけて投げつけられたことがあります。また、私には聞こえない距離(リビングと台所)で話しかけられると分からないので、台所で話かけられると手を止めて、リビングまで走っていきますが、聞き返すと「もういい」と言われると。非常に落ち込みます。
私は聞えないというのがハンデであるので、なるべく聞き取れない際は近づくようにはしています。しかし、話しかけようと思うのであれば、話しかける側の方が何故近寄って話しかけようと思わないのか、そういう気持ちが起こらないのかが不思議です。話しかける側の方も聞こえない距離を意識してもらえると助かります。
おわりに
中等度難聴者は、日々聞こえにくい中で踏ん張って生きています。更に流行り病の為に着けるマスクで、聞こえにくさが倍増しています。こちらも、「中等度難聴者なので、何度も聞き返してごめんさない」とお伝えしていますが、どうか、聞き返した際は優しくお願い致します。
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